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​寝つきが悪い

睡眠に何らかの障害、不満を持っている場合は不眠症であると考えて良いでしょうし、どなたでも自覚・診断が出来るものかもしれません。簡単にわかっても、不眠による日常生活への影響は大きいものですし、日中の居眠りによる事故など恐ろしい出来事もあるかもしれませんので蔑ろにもできません。不眠症と単純に言っても、寝つきが悪い「入眠障害」、途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」、朝早く目が覚めてその後寝付けない「早朝覚醒」、ぐっすり寝ているはずなのに寝た気がしない「熟眠障害」と言った病態があります。また、睡眠の長さや時間帯に関しては個人差があり、メカニズムに関してもまだ判明していない部分も多いです。

不眠症は単なる不眠だけでなく、糖尿病によるレストレスレッグス症候群や、肥満に伴う睡眠時無呼吸症候群など、内科領域にも深く関わっている疾患もあります。不眠自体が他の疾患に悪影響を及ぼしていることもあります。不眠症薬には様々な種類がありますので、病態に応じて使い分ける必要があります。依存症の問題もあり法律上の規制もある薬剤です。使いすぎは勿論禁物ですが、適切な薬物治療は必要と考えますので、お悩みの方はご相談ください。

人は人生の1/3を睡眠に費やしていると言われています。寝不足が翌日の体調不良につながる経験をした人は多いと思いますが、寝ているはずなのに疲れが取れないという悩みはありませんでしょうか?或いは、いびきが大きくて文句を言われたことがある人はいらっしゃいませんでしょうか?いびきをしてしまう人は睡眠時に気道が狭くなっていることが原因の一つとされています。寝ていても呼吸が上手くいっていなければ疲れが取れないのも頷けます。これらに該当する疾患が睡眠時無呼吸症候群です。睡眠時無呼吸症候群は日中の活動への悪影響だけでなく、高血圧・虚血性心疾患・糖尿病を合併しやすくなると報告されています。つまり日々の疲れなどだけでなく、生命予後への影響も出てくるということです。穏やかな話ではありませんね。

当院ではご自宅でできる簡易検査を手配することができます。検査結果で呼吸に異常があった場合、程度によってはCPAP(持続陽圧呼吸療法)という治療を保険適応で行うことができ、症状や予後の改善が期待できます。追加で入院による睡眠に関する精密検査を行わないとCPAPを導入できない場合は紹介状を作成いたします。

CPAPは息苦しく音もうるさいというイメージを抱いていましたが、先日私が体験させていただくと、音は思ったより大きなものではなく、呼吸はダイビングの経験がある人はすぐ慣れるだろうし、ダイビングやったことなくても陸上でする呼吸ですから問題ないのではと思いました。高血圧・糖尿病治療中の方でいびきの強い人はCPAP導入にて持病も良くなる可能性があります。お悩みの方は受診してみてください。